月下独酌
其の一
花間一壺の酒
独り酌みて 相い親しむもの無し
杯を挙げて明月を邀え
影に対して三人と成る
月 既に 飲むを解せず
影 徒に 我身に随う
暫く月と影とを伴って
行楽 須く春に及ぶべし
我歌えば 月 徘徊し
我舞えば 影 凌乱す
醒むる時 同に交歓し
酔いて後 各々分散す
永く無情の遊を結び
相い期す 邈かなる雲漢に
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Matsuura Tomohisa, in: Matsuura Tomohisa, Ri Haku shi sen. Iwanami bunko aka 5-1. 8. Aufl. Tokyo, 2002. p. 221
